私は現在、通勤にも自転車を使っております。いわゆる”ジテ通”サラリーマンであります。メインで使っているのはBianchi Project3というモデルを基本にしたロードバイク。もう1台は、もう20年以上前に購入したと思われるTREKのMultitrackというモデルです。TREKといえばやはりランスさんです@アームストロング!アメリカ人としてツールで偉大な業績を残した人、そして病に冒されながらまさに不死鳥のように蘇った人ですね。ツールの話もどこかでしたいな。取り敢えずここではさておき、Bianchiで帰宅途中に駆動系に異変が!足が空回りし、路面からは妙な振動が。チェーンのリンクが外れました。事が起こってから思い当たる節があるのに気が付きました。チェーン交換の作業時にミスがあったと思われます。ご自分でバイクの整備をするという方はご存知だと思いますが、S社のチェーンは他社(といっても
カンパ
しか知らない)に比べると、ちょっと凝った造りになっています。だからと言い訳するつもりもありませんが、自分の作業が如何にいい加減か分かるというものです。仕方なくBianchiには休んでもらってしばらくはTrekに乗り換えです。スローピングフレームが国内に出回り始めた頃の製品だと思われます。ヘッドチューブ正面下には、でかでかと"MADE IN TAIWAN"のステッカーが。GIANTあたりと張り合っているのかな。はっきり言ってアメ車は好きではないです。でもいまだにフレームにガタが来ないのは設計と造り込みの良さだと思います。乗り心地は飛行機に例えるとまさにグライダーです。軽いしスピードは乗るし、ハンドルの切れは剃刀の如し。あれ、ちょっと誉めすぎかな?でもこんなに働いてくれるとは想像もつきませんでした
。
最近なんか妙にハンドルを取られます。?なんだろう、風のせいか?確かに春先は風が強いです。ある朝、延々と路上に灯油を撒き散らしたような跡が。タンクローリーの仕業かなと思いましたが、気にせず、GO!渋滞して幅寄せしている車を、車線中央よりから追い抜こうとした瞬間、こけました。あの油の所為だろうとそのときも、あまり考えずGO!週末の帰り、いつものようにケンタでおかずを買って帰ろうとハンドルを握ったその時、明らかな異音が。ゴリゴリ!うわー、ヘッドのボールが砕けてるよー!ここまで症状が進むと末期的であります。死亡事故に繋がるので、即使用中止と判断。えー、でも困ったなー!普通はなにかあっても代車で事足りる話ですが、今回は八方塞です。頭を抱えるばかりでは、お腹が減るだけ。Bianchiのチェーン交換作業です。言わずもがな、信頼できる
カンパ
を使います。大して気を遣う所もありませんが、慎重に作業をすすめて”Good Job!”。そうだ、この際バーテープも替えちゃお。Bianchiのチェレステ(イタリア語で
碧空、天空の意味)カラーです。うん、遜色なく巻けました。よし、駆動系の調整もついでだ、やりましょう、と調子に乗って進めていたのですが・・・・・。ここら辺から、暗い深淵
を彷徨う事になります。
何気なく触った左シフトレバーに異音が。グキ!(これは表現しがたい)あぁ、またシフトケーブルが切れたんだよねー。(これは3ヶ月と待たずに起きます)。ん、あれ、アウターを引っ張っても切れている形跡がない。ガシ、ガシ、思い切りレバーを押し込みますが、ケーブルを巻き上げる様子がありません。え、もしかして壊れたの?それはないよね!と何度も繰り返すのですが、結果はガシ、ガシ。こうなると警戒レベルも5辺りになります。なぜって壊れることを想定してないものが、壊れたからです。(うーん!何かに似ているよね?!)手を付けるのもここら辺にして置けば良かったのに、BBまで目が行ってしまいました。(専門用語ばかりで自転車を知らない人は・・・、あぁもう退室されましたよね)
気になった以上は、作業を進めないわけにも行きません。前から不調で騙し騙し使っていたので、点検するにはいい機会です。クランクの横方向に力を掛けると、かなり大きな遊びがあるなぁ。これは覚悟をせねば!まず左クランクを外します。左ワンのねじが硬い!多分組むときの手抜きです。中を覗くと土のような塊が詰まっています。(ここまで来ると、なんか外科手術の様相を呈してきました)右クランクとシャフトは一体ですから、一気に・・・抜こうとしても抜けない。ふぅー!仕方ないので叩きます。木のハンマーで!やっと分離完了。右の蓋を開けた拍子に、ボールが2,3個ポロッと。ひゃー、これはもう・・・・・・どうしよう?!しばらく頭の中が真っ白に・・・。と、と、取り敢えず、各部品を灯油で(気持ちだけは丁寧に)洗って、元に戻します。でもボトムブラケットのボールってこんなにちゃちかったっけ?リテーナーの構造がすごく軟そうです。これはすごい音がするのは目に見えてます。Sさん、勘弁してください、もう限界です!確固たる思いが頭の中にINPUTされてしまいました。金輪際、御社の部品は使いません。
ここで冷静にS社の部品を検証してみましょう。
評価される点 1.価格が比較的安い。 2.デザイン的にもほぼ満足のゆくレベルである。 3.国内で競合する他社はほとんどない(実質寡占)。
改善を求めたい特性 1.完成品レベルでの耐久性が低い(構成部品単体では問題ないので、耐久性試験での更なる検証)
2.組込み、メインテナンス時の扱い易さ(冶具セッティング時の操作性・相手部品との組み易さ)
3.素材の新規開拓(カーボン、チタンの導入)
4.軽量化(競合他社では前項がある程度進んでいるので、結果的に不満材料になっている)
特に 4.は、私が部品を選ぶときの最重要項目にあるので、アルミ素材にこだわっているように見える姿勢は、理解に苦しむところです。
冷静にとはいえ、一度失われた信用は回復できません。QCの用語(折角、場所を用意したのにいつ開けられることやら)を出すと、顧客満足度を軽んじているとしか思えません。お陰で苦渋の毎日です。毎日の事というのは大事ですよね。取り敢えずBBの部品だけ交換して、復旧に努めたいところです。あまり文句ばかりを言っていると精神衛生上宜しくないので、気持ちを切り替えて”
カンパ
”について説明したいと思います。イタリアの自転車部品メーカーで、正式名はCampagnolo。カンパニョーロと発音するようですが、こればかりは本国の人に聞かないと分かりません。日本語で略して通称”カンパ”です。ヨーロッパのレースでは絶対的な信頼を得ているメーカーと言えます。歴史から言ったら最初にカンパありきでしょう。Sさんとは少なくとも30年の差があると思われます。私が自転車に魅了され始めたのが、確か高校2年の時ですからもう40年近いお付き合いです。学生の頃は、とにかく自分の自由になるお金などありませんから、自転車雑誌の写真を見ては溜息をついていました。実物を拝みたくて、上野の横尾双輪館という自転車屋さんに足繁く通ったものです。(店長まだお元気ですか?)その後独り立ちしてサラリーマンとなってからも、まだまだ遠い存在でした。それ位マニアにとっては神格化された存在だったのです。今時の若い人はどう思っているのかな?ちょっと聞いてみたいところです。
2011/6/5 補修部品、交換完了。警戒レベルを脱したので、次のネタが入るまでまた移動します。
Bianchi再生!
Trek復活?